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福八デイリ~「悩むが花」
- 2012/12/13(木) 20:09:09
■メーリングリスト:本日の2通目
こんばんは。福八ぷれぜんの福です(^-^)
「悩むが花
生き続けていれば
時間が解決してくれる
乗り越えようと思わないこと」
これ、何十年も毎日日記をつけてた父が、今年の日記帳の最後の白紙ページに書いてた言葉。
何かに掲載されてたのをメモしてたみたいです。
見つけた時は、そんなに一人で悩んでたんだ、と悲しくなったけど…
今は、まるで私に言われてるような気がしてなりません。
いったい「いつ」「誰の」「何を」見て、「何を思いながら」父は書き留めたのでしょう?
それが知りたくて知りたくてたまらなくなりました。
ネットで、「悩むが花」を検索したところ、それはあっさりと出てきました。
今年の5月に発売された、伊集院静氏の著書のタイトルでした。
父はその本を買ったわけはありません。
父の部屋にはそんな本はなかったし、買い物はすべてヘルパーさんにお願いしていたのですが、買い物リストには本の類はありませんでした。
新聞を熟読する父でしたから、新刊書籍の広告を見たんだろうか?
[今日のいいこと]
早速、書店に行き、見つけました!
パラパラとページをめくると、「大人の人生相談」として、Q&A形式で掲載されていました。
伊集院静氏の著書をこれまで読んだことのない私ですが、この本の語り口調(悩みに対する回答)が、かなり砕けた感じで、イメージと大きく違っていてビックリしました。
さて、肝心の、「生き続けていれば・・・」のくだりがなかなか見つかりません。
もしかして、父が記した「悩むが花」と「生き続けていれば・・・」は別々のものだったのかも??
でも、まだ諦めきれず、もう1度めくってみました。
そして、ついに見つけました!!
質問は次のものでした。
『今回の大震災で、最愛の人を失いました。毎日がむなしく、いまは生きる気力がまったく湧いてきません。愛する人を失った悲しみを、どう乗り越えたらよいのでしょうか。(51歳・男・公務員)』
これに対する氏の回答は3ページに渡る文章でしたが、その中から父が抜粋した言葉だったようです。
すると尚更、父はこれをどこで読んだんだろう?
どうしても知りたい!
通っていたデイサービス?
去年の入院中は、まだこの本は出ていないし。
ここ数日、気になって気になってしょうがありませんでした。
そして、今日、本の最後のページを見てハッとなりました。
初出
「週刊文春」平成22年12月30日・平成23年1月6日合併号~平成24年4月5日号
去年母が1年におよぶ入院の末亡くなった時、父も足を悪くし入院していました。
その時、退屈だろうからと何度か差し入れした各種週刊誌の中に、「週刊文春」が含まれていました!
[今日のキヅキ]
母が亡くなった時、父はこの言葉を知って、日記にメモしたんでしょう。
昭和一桁の無口な父は、この「51歳・男・公務員」さんと同じ気持ちだったのですね。
今の私も、まさにこの「51歳・男・公務員」さんと同じです。
父はもちろん、後に私が父のメモを見るとは思って書いた訳ではないでしょうが・・・
やっぱり、今の私に言われている気がしてなりません。
「悩むが花
生き続けていれば
時間が解決してくれる
乗り越えようと思わないこと」
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福ちゃん、でも。
生きる気力は失わないでね。
失っていてもまた、わずかでもみつけて、毎日生きていこうね。
長い年月かけて、お父さんとお母さんとから生まれた自分を大切に、育てていこうね。
こんな意見も。。
フクハチ転送ありがとう
悩むが花
ふくちゃんのお父さんの様に日記に書いてるからこそ、メッセージとして残るんだよね
自分に対して、それをみた人にとってね
感じたことを残すことって大切だなぁっと思ったわ
書いたり、録音したりね
一つ一つ残していけるようにしようね
岳
福ちゃん
福ちゃんのお母さんが入院された頃からの福八を思い返しても、福ちゃんはほんとに守られてるんだなぁと感じてきました。
今回みつけたお父さんの日記も、そのことを強く強く印象付けてくれたよ。
心のなかにいてくれるとか、寄り添ってくれていることとか、見守っているよと感じさせてくれることが、いっぱいだよね。
お父さんお母さんだけでなくて、ずずずいっと御先祖さまみ~んなで福ちゃんをあたたかく見守ってくれてるのをわたしも感じてるよ♪