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福八デイリ~「キティちゃんのヒミツ」
- 2012/05/12(土) 20:09:09
■メーリングリスト:本日の2通目
こんばんは。福八ぷれぜんの福です(^-^)
NHKスペシャル『追跡!世界キティ旋風のナゾ!』を見て、改めて、キティちゃんの凄さを知りました。
[今日のいいこと]
今や、世界的に人気で、ハリウッド女優や有名アーティストにも収集家がいるという、日本のサンリオが産んだキャラクター「キティちゃん」。
キティちゃんが、ここまで世界で有名になった理由について、紹介していました。
キティちゃんの3代目のキャラクターデザイナーである、山口裕子さん。
この方の、「信念」と「柔軟性」がキティちゃんを人気者にしたといっても、過言ではありません。
キティちゃんは、女の子を対象にしたキャラクターのため、昔は「女の子=赤」と言うイメージから、キティちゃんは赤系だったそうです。
それを、山口さんがピンク系に変更したのだそうです。
当初は社内から、「キティちゃんを殺す気か!」と猛反対にあったようですが、「絶対ピンクの方が可愛い!人気が出る!」と信じ、説得し、その結果、大人気となったそうです。
(ピンクのキルティングシリーズ(財布やポーチ、携帯電話ケースなど)は、女子高生はOLさんに大ヒット!!)
山口さんが就任当時、キティちゃんの顔をいじることはタブーとされていたそうです。
にもかかわらず、山口さんはまず、顔の輪郭の黒い線をなくし、それまで真正面の1パターンしかなかった顔の向きを変え、キティちゃんに表情を持たせたそうです。
これによって、冷たい無表情のイメージが強かったキティちゃんが、身近な存在になったのです。
現在、ヨーロッパでも大人気のキティちゃんですが、ミラノにオフィスを構え、ヨーロッパで販売する商品のデザインについては、基本的に現地スタッフにすべて一任しているそうです。
ミラノオフィスは、ライセンス契約をしているヨーロッパの様々な分野の会社に、いろんなキティちゃんのデザインを提案しているのだそうです。
実は、一般的に、キャラクターもののライセンス契約は、非常に条件が厳しいのだそうです。
定められた以外のポーズさせられない、と言うのが一般的。
しかし、キティちゃんは、基本的になんでもOK。その会社や、お国柄に合わせて、キティちゃんは色々なポーズやコスチュームをします。
そんな中、有名なヘヴィメタルバンド「キッス」モデルのキティちゃんを発売することになりました。
ミラノオフィスの代表自ら、キッスのジーン・シモンズと交渉し、承諾を得たとのこと。
しかし、1つだけ問題が。条件として、ジーン・シモンズのトレードマークでもある「舌出し」をキティちゃんにもさせること。
実は、キティちゃんには、現在でも1つだけタブーとされていることがあります。
それは、キティちゃんに「口を描くこと」です。
ミラノオフィスのデザイナーは悩みに悩み、眠れない日々を過ごしたそうです。
散々悩んだ挙句、舌を付けることに・・・
そして、日本本社の山口さんにデザインを送ります。
デザイナーは、「もしかしたら、これでクビになるかもしれない。」と思ったそうです。
送られてきた舌付きのキッス風キティーちゃんを見つめる山口さんから出た言葉。
「これは、キティが変身をしているのであって、キティ自身の口を描いたのではない。(変身のために)舌のようなものを付けているだけ。だから、OKでしょう。」
粋ですねぇ~。
[今日のキヅキ]
まさか、キティちゃんにここまでの戦略があったとは。
人気が出るべくして、出たのですね!
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この記事に対するコメント
キティちゃんてミッキーみたいに芸事しないのに、ほんと人気ですよね。
不思議に思ってたけど、やはり戦略があったんだ。面白いね~。
なんでも伝統と型を破ること、どちらも大切で、絶妙なバランスが必要なんですね。
わたしは昔のキティちゃんより、今のキティちゃんの方が好きです♪
近年のキティちゃんがおシャレになったのはそんないきさつがあったんだあ~
(^∀^)
私は某生命保険会社に入ってましたが、そこのキャラクターがキティちゃんで、毎年カレンダーやらうちわやらクリアファイルやらをいろんなキティちゃんバージョンで貰ってました。
なのでサンリオの中ではキティちゃんが一番好きだな
かわいいよね~(^▽^)