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福八デイリ~「金木犀(きんもくせい)」
- 2013/10/30(水) 20:09:09
■メーリングリスト:本日の2通目
こんばんは。福八ぷれぜんの福です(^-^)
通勤通路にて。
通勤時の朝だけ通る、住宅街の裏の路地。
ちょうどパチンコ店の駐車場のフェンスがあるのですが・・・
1ヶ月ほど前から、そこを通るとかすかにいい香りがするな・・・と思っていたら、日に日に香りが強くなり、フェンスの間から見ると、オレンジに色づいた可愛い金木犀(きんもくせい)の花の香りでした。
ふと、「金木犀ほど香りの強い花ってないよな。」と思い、昼休み、何げにインターネットで金木犀についてちょことっと調べてみました。
金木犀の香りの成分には、虫を遠ざける効果があるそうです。
唯一それが平気なアブは金木犀に付き、受粉をしてくれるのだそうですよ。
効率的に受粉ができるように、考えて進化した植物なのですね。
[今日のいいこと]
さらに、金木犀について、驚くべき事実を知りました!!
みんな知ってるかしら?
金木犀は「雌雄異株」(雌花と雄花がそれぞれ別の木に存在している植物)なんですって。
しかし・・・
なんと、日本に生えている金木犀は、すべて「雄株」とのこと。「雌株」が存在しないんですって!
つまり、日本に生息している金木犀は、すべて「挿し木」によって増やされたものとのことです。
ホントにホントに??
なんでも、もともと金木犀は日本には生息しておらず、江戸時代に中国からわたってきたとのことです。
雌株に比べ、雄株の方が花付きが良いことから、雄株しか入ってこなかったとのこと。
現在は規制もあり、中国から雌株を持ち込むこと自体が難しいとのことですが・・・
さらに不思議なことに、「雌木を日本に持ち帰り栽培しても、雄木に変わってしまう」そうです。「原因は不明」とのこと。
と言うことで、金木犀の花はおなじみでも、金木犀の実を日本で見ることはまず
ありえないのだそうです。
ですので、「日本で金木犀の実が成っているのを見つけたら、大発見!」なんですって。
ちなみに、金木犀の実は、薄グリーン色で、形はオリーブの実に似ています。
めちゃめちゃ神秘的だと思いません!?
明日の朝の通勤が、楽しみになりました(*^_^*)
[今日のキヅキ]
そうそう、金木犀の香りと言えば、「トイレの芳香剤」のイメージがあるますよね。
これって、かつて日本において、汲み取り式のトイレが主流で悪臭を発するものが多かった時代(1970年代初頭から1990年代前半)に、金木犀の気がその近くに植えられることが多かったとのこと。
そのせいで、金木犀の香りがトイレの芳香剤の香りの主流となったそうです。
あらま。なんだか気の毒(苦笑)
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この記事に対するコメント
日本の金木犀は雄株だけ!?
初めて知った!
雌雄、木が別れてるなんていうのも初めて知ったなあ。。。
今ホントあちこちでいい香りがするね(^-^)
不思議と木のすぐそばより、少し離れた方が香りを感じる気がします。
秋だなあ~と思える植物の一つだね。